このままではいけないと思った。
もう理由も思い出せない程度の、積み重なるくだらないいさかいは、決別という結果を生み出してしまった。

その頃タイムリーに起こった例の二人の別れを見て尚更「私達では駄目だ。」と思った。

ひとりぼっちの部屋の中で、出逢った頃の二人を思う。
汚い言葉なんてぶつけられないくらいに恋をした。

恋患いが過ぎて、煩わしいくらい、恋をした。

どんなに想っても、あなたがこの想いを知る事はない。
好きな気持ち分、あなたに我が儘になって苦しめる。
好きだと想う気持ちが「悪」になるのなら、もうあなたに好きだと言えなくなった。