「廻音ちゃーん!」
足を踏み入れた瞬間に耳に飛び込んだ声の主は、もちろん柚子姫ちゃんだ。
「柚子姫ちゃん!お疲れー。今日柚子姫ちゃんが居るなら来て良かった。」
心から出た言葉に満面の笑みで返してくれる彼女はやっぱり可愛い。
「あ。お姉ちゃんも居たんだ。」
多分、無意識の罪悪感だ。必要以上に素っ気ない態度をとってしまうのは。
姉の為の行為であったとしても、なんだか許されない事をしている気になる。
愛想の無い妹の反応にわざとらしく首を振って見せ、彼女は來玖さんに愛想を振りまいている。
「こんにちは。お久し振りですね。いつも大変でしょう。あ、もちろん『この子』の事だけど。
ずぅーっと一緒に居られるなんて尊敬するわ。」
「ずぅーっと想い続けられる『あの人』こそ尊敬するわ。」と心の中で毒づくも、言葉にはしない。
決して仲の悪い姉妹ではないし、姉のこう言った言葉が嫌味の本音でない事くらい解っている。
ただの世間話だ。
足を踏み入れた瞬間に耳に飛び込んだ声の主は、もちろん柚子姫ちゃんだ。
「柚子姫ちゃん!お疲れー。今日柚子姫ちゃんが居るなら来て良かった。」
心から出た言葉に満面の笑みで返してくれる彼女はやっぱり可愛い。
「あ。お姉ちゃんも居たんだ。」
多分、無意識の罪悪感だ。必要以上に素っ気ない態度をとってしまうのは。
姉の為の行為であったとしても、なんだか許されない事をしている気になる。
愛想の無い妹の反応にわざとらしく首を振って見せ、彼女は來玖さんに愛想を振りまいている。
「こんにちは。お久し振りですね。いつも大変でしょう。あ、もちろん『この子』の事だけど。
ずぅーっと一緒に居られるなんて尊敬するわ。」
「ずぅーっと想い続けられる『あの人』こそ尊敬するわ。」と心の中で毒づくも、言葉にはしない。
決して仲の悪い姉妹ではないし、姉のこう言った言葉が嫌味の本音でない事くらい解っている。
ただの世間話だ。



