「……気はすんだ、スか?」 抑揚もなく問うと 彼女は顔を真っ赤にして ケータイを握りしめた。 ピンクのゴテゴテしたそれを 握りしめると 彼女は電話で2、3言話す。 間もなく、チャラそうなオトコ達が ニヤニヤ笑って現れた。 「そんな男が好きなら そいつらとヤってろ!!」 フンッ、と笑ったちぃ先輩。 「……良いっスよ。金さえくれるなら」 あたしは呟き、 手のひらを広げた。 「5万。ひとり5万払えよ」