罪語りて所在の月を見る



「ず、ずびまぜっ」


「僕に謝ってどうする。貴様が最初に迷惑かけたのは後ろの彼らだ」


「ゆる、じ……てぇ……」


「はは、バカだなぁ。何回言ったら分かる?謝るべきは後ろの彼らだ。僕じゃない」


「げほっ、そ、そうすれば、助け……」


「助ける?何をだ、貴様らの処罰は決まってんだよ。彼らは謝れば許してくれるだろうが、僕は許さない。謝らなくていい、許さないから。言葉ではなく僕は貴様の命に償わせる。僕の愛に知った風な口聞きやがって。今すぐ潰したいが、けじめぐらいつけさせてやるよ。

彼らに謝れ。みっともなく、無様に。粋がっていた自分を、生意気だった自分を、自信に満ちた自分を、それら全てが“間違い”だったと、今までの人生が間違いであり、生きてきたことを否定し、絶望に浸りながら、謝れ。

死んでしまいたくなるほどに生きてきたことを後悔して、贖罪しろよ、雑魚。そしたら気分がすっきりするんじゃないのか?

弱いから負けたって潔く認めろよ、負け犬」