見たくないと目を摘むっても良かったが、それでは何も変わらないと渉は目を離さずにいたが――前提が間違っていた。
変わりたいと渉が思っても、もう伯母は変われない。“取り返しがつかない場所にいるのだから”――
「……、伯母、さん?」
笑い声が止んだものの、伯母の笑った顔はそのまま。消音の映像、もしくは一時停止の映像か、“笑った顔の笑わない人相”が余計に怖く感じられた。
高鳴る鼓動を早めながら、渉がどうすべき考えているとき、伯母の首が落ちた。
胴体から離れたわけではない。垂れ下がった髪を何かに引っ張られたように頭ごと落ちて。
“ぐちゃり”と湿った音がした。
「な……!」
「こうげん、ぎぎ……」


