「わ、分からへんっ。なにが、なんで……。きちんと説明してえな!」
「秋月君ほどの人なら分かるでしょう。日頃から妖怪という普通では説明できないモノを相手にしているのですから、僕もまたそれと似たような話です。
僕は異常です。そうして、呪物です」
「呪物って……、あの包帯の奴になんかされたんどすか!」
呪術師たる小悪党を渉経由で知る秋月は、あいつが何かやったのかと怒りさえ覚えたが、渉は首を振った。
「あの人は関係ないです。あの人に会う前から、僕は呪われています。それは皆さんを巻き込むかもしれない呪いです。
巻き込まれたら最後、手遅れになる。取り返しがつかない。まだアレは“良い方”と言えるほど、僕の呪いは皆さんに何かしらのことをするかもしれない」


