阿行に秘密を教えてはダメだと常々思うことだった。
(ノ∀`)アチャーと秘密を言ってしまったことに、間違えちゃった程度の責任感しかなく、更には代わりについた嘘もかなり嘘臭いとなれば、阿行に対して口止めなど無意味と知る。
大筋が読めたと、渉は頭で阿行側の出来事を描いた。
今日は“彼女”と阿行が買い物をしていたはず。今の時間からして買い物が終わり、阿行を学園に帰したあと、ついでとして渉に会いに来るつもりの“彼女”が、渉のピンチを発見したか。
“彼女”ならばヤンキー風情どうとでもできるが、阿行に口止めをするほどだ。渉を助けることに気恥ずかしさがあったか――あるいはもっと、“別の意味”があったか。


