罪語りて所在の月を見る



「87点っ、ぷにぷにだー」


「「「死ねや、デブウゥゥゥ!」」」


「ぎゃあぁぁっ!」


高得点を出されて有頂天になったのもつかの間、死屍累々が怒りによりリビングデッドし、巨漢をフルボッコし始めた。


仲間割れの勃発である。


阿行に至っては、フルボッコ巨漢の背から別の獲物へ。


阿行じゃっち。恐ろしい技である。しかして体験したいと思うのは男として当然なところか。


どんなに傷ついたっていいんだ。ヘブンがそこにあるんだから。


阿行は阿行で好調なる滑り出しだが――


「おい、この骨、案外よええぜ!」


「マジだ、踏め踏め!」


「てめえらっ、大妖怪溝出さまに――や、ちょ、やめっ、おれっ、折れるうぅぅ!」


溝出のイケメンタイムは、カップラーメンができるよりも早く終わっていた。