背中から背中へ、飛んでは採点、そうして男たちの精神的な秘孔をつくがごとく、死屍累々を生み出す阿行。
その魔の手が自分にっ、と思いつつも、誰一人として逃げなかったのは飛び移る度にぼよよんっとなるヘブンズオパーイ震動を見てしまったからだろう。
既に八人はやられた。もうおしまいだ、と嘆いたのは仲間内で一番立派な体格のデ……いや、巨漢。
嘆きつつも、僅かばかり膝を曲げて阿行が飛び付きやすいようにとするあたり、本能に忠実らしい。
当たり前のように阿行が巨漢におぶさる。
胸は脂肪。
そんな常識さえ通じない、腹の肉とは似ても似つかない感触にぐへへとなりつつも、どうせすぐに俺も屍になるんだなぁと悟りを開いたところで。


