醜い擦り付け合いだった。最後にオチ的なキャラが「じゃあ俺が」となり、「どうぞどうぞ」な展開にもならない、無駄な擦り付け合いだった。
そんな光景にイラっときたスタンガン所持者が、無理矢理にでも誰かの背中を押そうとしたとき――自身の背が押された。
押されたよりは圧されたか。のしかかりにしては軽くも、何か背中に一部分だけ重みが。
例えるなら、ばるんっ。某CMのバるぅんバるぅんを表現できよう、そんな。
「阿行さん、じゃっちー」
(=・ω・)ノいよぅと背中におぶさる阿行に驚きながらも、はっきり明確にスタンガン所持者は意識をその背中に当たる一部分に集中させた。


