巻き込んでしまうと、震えもした渉の体に、小さな手が添えられた。
「わたるん、怪我ないー?」
どこから入って、いつの間にそこにいたのか、阿行が渉の身を案じていた。
(´・ω・`)の顔文字お面で、見るからに心配しているらしい。
「阿行さん、まで……」
呆然としながら、阿行に腕を引っ張られたので立ち上がった。そこにすかさず阿行がおぶさり、ぐりぐりとお面ごと渉の頭に顔をすりつけた。
「わたるん無事だー。でもお酒くちゃいっ」
ビールのことだろう。
(=>ω<=)くちゃいっと、顔文字お面も変えていた。
「んだぁ、飲酒かよっ。わたるん罰金だぜぇ、とりあえず俺に諭吉を48人渡せや!」
「あんさんはでしゃばり過ぎどすえ、ザコキャラ」


