――おおよそながら、“認識できないモノ”を感じてしまった。
「……、は?」
足を止める。
認識できないのに感じたというこの不可思議な感覚。
虫の知らせのような、何か良くないことが起こると感じてしまい。
頭の中、それは“にたり”と笑っていた。
「な、ん……だ」
「リーダー?」
「どうしたんですか」
口々の心配をリーダーは無視し、金縛りにあったように硬直したまま。
眼球だけが狂ったように泳ぎ、必死にソレを認識(視)ないようにした。
――いや、“何かいる”と認識はしていた。だとすればこの“目をそらす”という行為は、ソレを“理解”したくないため。


