罪語りて所在の月を見る



――おおよそながら、“認識できないモノ”を感じてしまった。


「……、は?」


足を止める。
認識できないのに感じたというこの不可思議な感覚。


虫の知らせのような、何か良くないことが起こると感じてしまい。


頭の中、それは“にたり”と笑っていた。


「な、ん……だ」


「リーダー?」


「どうしたんですか」


口々の心配をリーダーは無視し、金縛りにあったように硬直したまま。


眼球だけが狂ったように泳ぎ、必死にソレを認識(視)ないようにした。


――いや、“何かいる”と認識はしていた。だとすればこの“目をそらす”という行為は、ソレを“理解”したくないため。