女の子は私と斗真の手を握り、真剣な表情で言い始めた。
「近々、貴方達には試練が訪れます」
「「試練?」」
「ですが、それを乗り越えれば…」
「「乗り越えれば?」」
「何かいい事でも起こるんじゃないかな~♪」
笑顔でそう言う女の子。
試練って何だろう…。
「鈴ー。浅ちゃんと茜ちゃん来たわよー」
「うん~今行くね~。それじゃぁ頑張ってね~I wish you Happiness.」
女の子は急ぎ足で向こうへと行ってしまった。
最後に言ってたI wish you Happiness.って陽菜乃ちゃんが言ってたサイトの名前…じゃなかったっけ。
「なんだか不思議な女の子だったね」
「そうだな。言われた事、本当に起こりそうな気がする」
「私も」
「ま。何が起ころうが俺と恭奈だったら大丈…」
「「みーっけ!!」」
斗真の言葉を遮って私達の目の前にやってきたそっくりな男女。
女の子の方は私の腕を掴み、男の子の方は斗真の腕を掴む。
自然とその場を立たされ、教室の外へと連れて行かれる。
「え?え?」
「まだ注文すらやってないんだけど」
「「いいからいいからー♪」」
全く状況の掴めないまま、何処かへと引っ張られて行った。

