『あ、亜稀羅は?』 もう諦めた。どうせこいつらはこういう奴らだ。 分かってたけど、現実は残酷な…なんて。 「馨がやるならやるよ?」 …うん。お前はあたし中心か? 自分の意思はないのかっ!? なんて、問うても笑顔で頷かれそうだからやめた。 『はぁ…。全員賛成、ね』 「紙袋見ていいっ?」 『あー待て。みんなそれぞれ違うから』 確かテーブルの右端に置いてあるのはあたしの服だ。 だとすると…その隣から春架、麻友美、深子、磨子、琉樹、亜稀羅の順番だな。