その言葉にみんなは揃って首を傾げた。 『これを見せる前に、お前らに話す事がある。嫌なら嫌って言ってくれていい。…いいな?』 そう聞くと、ゆっくりと頷き真剣にあたしを見る。 ……やりにくい! そこまで…緊張感出さなくてもいいよ?つか、あたしの男口調がダメなのかっ? まっいいや…。 『お前ら、野田覚えてっか?』 「野田って……」 「サツかよっ!?」 「どーした馨…」 みんな驚いたようにあたしを凝視する。 当たり前か…サツ嫌いだし? 『まぁまぁ、本題はこっからだ』