7つの紙袋を持って、幹部部屋に向かった。 あ〜すげぇ憂鬱だ〜…。なんか買い物して来た並みに袋持ってるし…。 アイツらになんて説明すりゃいーんだよ? 扉の前で溜め息を吐き、ドアノブに手を掛けようとしたら空気を掴んで…――― 『うおっ!?』 「おわっ!」 誰かの胸にダイブした。 その拍子に手に持っていた紙袋はすべて床に落ちる。 誰だよっ!? そう思って見上げたら、亜稀羅でした。 「ビッ…クリした…」 うん。あたしもかなりビックリした。 そんな意味を込めて苦笑いした。