『ああ……』 「まぁ、こんなもんですかね」 ふと壁に掛かった時計が目に入り見ると、もう18時だった。 …何時間本署に長居してんだよ。 「皆さんにこの事を話したら、連絡して下さい。また後々電話で指示をします」 『ハイハイ』 「では、お気をつけて」 7個の紙袋を両手で持ち、本署を出た。 行きのような視線は無かったが、代わりに会釈する奴がいた。 …厳ついオッサンにたちに会釈されるって、変な感じだなぁ。 つーか、会釈されるほど偉くもねーし? 紙袋をバイクの側に置き、一息ついた。