赤い狼と黒い兎Ⅱ




タバコを灰皿に押し付け、ケータイをテーブルに置いた。


…族も組も組織も、ね…。




『!』

「今の…野田から…?」




後ろから急に抱き締められて、驚いた。




『ごめん、起こした?』

「いや…?」




……ぜってぇ起こしたな、ごめんな亜稀羅。


つーかあたしはお前がココにいるなんて微塵も思ってなかったからよ?




「野田…なんて?」

『ん…。今日、時間早めるって』

「…マジで?」

『うん。1時間早く』

「……んじゃ、出動6時?」

『になるね』