「んっ・・・・」

目が覚めるとそこには月光を浴びて眠る土方さんが居た。

その姿はまさに桜。

だけど、どこかに狂気じみた美しさが見え隠れしている。

それの美しさは狂い咲きの桜のようだった。

はっと自分を見る。

体中に土方さんが残したあとがある。

そして裸の自分をみて私はぼっと顔が赤くなる。

「くくっ。お前は百面相か。」

「ひっ!土方さん起きてたんですか?!」

「ああ。ずうっとお前の寝顔を見つめてた。」

「なっ//////」

「体は痛くねえか?」

「はい。」

「なんだか夢見てえだな。一度は消えちまったお前が俺の腕のなかにいるなんて。」

そう言って微笑む土方さんの胸に私はそっとおでこをつける。

「私も夢みたいです。土方さんのそばにこうしていられるなんて。」

「蝶・・・」

そしてまた唇をふさがれる。

「ひ、土方さん!?」

「時間はまだたっぷりとある。だから、なっ?」

「っ//////」

妖艶に微笑む土方さんには勝てなかった。

土方さんはやっぱりドSだ!!!←

そんなことを思いながら土方さんの唇を受け止めていた。