「僕の好きな子ね、凄く星が好きな人なんだ」 そこは、私と同じだ 「最初に見たのは高校入ってすぐだった。俺が見るその子はいつも夜空を見上げてた。楽しそうだったり、泣きそうだったり…表情はその日によって違ったけど」 思い出しているのか、その顔は楽しそうだった 「でも、その子は彼氏持ちでさ。仕方がないから諦めようとしたんだ」 一瞬痛い顔を見せる 本当にその子の事が好きなんだね 辛いな… そろそろ星夜の言葉が耳に入って来なくなった