「でも何のために……??」
「さぁ?」
「明日また来て確かめりゃいいだろ」

滝本君が口を挟んだ
それなら納得が……

「また来るんですかっ!?」
「そりゃ風紀乱すばかは
俺らで潰さないと」

有馬さんが当たり前だろと言って
あたし達の首襟を掴む

「「「「……はい?」」」」
「じゃあ帰るか」

ズルズルと引きずられ
その日の幽霊騒動は終わった