うぇー…
帰るの遅くなちゃったっ!!

楓香が街灯まばらな路地を走っていると
右側の路地から慌ただしい声が
聞こえてきた

「賑やかだなぁ♪
何かあるのかな?」

楓香がホロホロと歩いていると
誰かが出てきた

「うわっ!?」
「ちっ!!そんなとこ立ってんじゃねぇよ」

な、なんて口が悪いんだ!

「あ、あんたこそ急に出て来たじゃないっ!!」

パッと上を見上げると見慣れた顔があった