眼が伏せられたまま
彼は小さく

「……頭」
「ん?」
「撫でて……」

かわいぃっ!!
あなたいつもの倍以上の
オーラですよっ!!

小さな甘えごと


それだけでも
彼が少しだけ
心を開いてくれてることがわかる


「はぃはぃ、仰せのままに」


あたしの気苦労だったけど
彼が甘えてくれるなんて
思ってもいなかった


放課後の日ーーーーーー…