満月の兎



「じゃあ膝枕…」
「えっ!?」
「だめがな……」
「…いいけど
ここで?」

「うん……
ほら、ばやぐ……」

ストンッと地面に座らせれ
膝っていうか太ももあたりに
望月君の頭が乗せられた

「「………」」


お互いの沈黙が続く中
あたしはあることを知った


望月君、髪の毛柔らかい…
それに睫毛も長いなぁ……


……まるで女の子みたいだ
いや女の子より美人さんだ……