満月の兎


彼の優しさに気付けなかった
自分が恨めしい

「お陰で受かる自信出てきたよww」
「……なら……よがっだ…」

ふんわりと笑う
望月君に何かお返しがしたい……

「何かして欲しいことないっ!?」

あたしの唐突な申し出に
彼は手を顎に置き考えた


そして、ーー…