バギィッ!!!
ガンッ!!!!!



クルリッと振り返ると
望月君と有馬さんが
嫌な笑顔で

「「洋汰」」

「ひぃっ!!」

洋汰君は短く悲鳴をあげた
てか、望月君って洋汰君より年下でしょ??

「あの馬鹿探して連れてこい」

有馬さんが簡潔に用件を伝える

「野乃原さん
あいつどこで見たの??」
「えっ??」
「ど、こ、で、見たの??」

ヤバいこれは答えないと
あたしの命がヤバい


「ほ、放課後の体育館で……見ました…」


「行け、洋汰」

「洋汰君30分ね」