ガタタタッ!!

「何もそこまで驚かなくても」

茶化(ちゃか)すあたしに望月君は頭を掴んできた

「えっ……!!
ちょっ!!何してっ!?痛いっ!
イダダダダダッ!!」
「怪我無いかっ!?」
「……………すこぶる元気ですが…
(てか、あなたのこれが痛いです)」
「………マジか
はぁーーー…良かった……」
「だっ大丈夫っ!?」

その場に急に座り込む一夜に
今度は楓香が慌てて声をかける

「お前急に倒れるから
寝不足だって言われるし……」

ごにょごにょと言い訳をする望月君に
あたしは目が離せなかった

「………………何だよ?」
「だって、望月君耳まで真っ赤ww」
「……っ!!!
うるせぇよっ!!」
「あっ、さらに真っ赤ww」




これは彼が一番可愛く見えた日でした