満月の兎


望月君の息が耳にかかってくすぐったい

「……んっ…/////」
「……一緒にどっか行こうな」

耳元で低く甘く彼が呟く

あくまで聞くんじゃなくて
決定形ですかっ////

たったそれだけで嬉しいっ…

「…あっ、うんっ!!行くっ!!行きたいっ!!」

あたしが力強く頷いたら嬉しそうに
口元を少し緩めて手を振り返してくれた