「……終わんねぇー…」

望月君がシャーペンを
手から離して呟いた

「ですよねー…
なんか邪魔されまくって
あたしの机凄く汚いですもん…」

ふぅ…と息をはいて机を見れば
プリントで埋もれた残骸が
悲しい………

ガラッ!!

「だーっ!!
疲れたよ……一夜君」
「瀬戸先輩お疲れ様っス」
「お疲れ様でーす」

女の子たちに追い回されたのか
大量の紙袋と乱れた髪で
先輩が入ってきた