満月の兎


とは言ってみたものの
ブランと揺れる手足は
いごごちが良いものではない

なんかお腹痛いな……

「だーーっ!!
重いっ!!」
「ひどいっ!!
ならおろしてよっ!!」
「お前暗いとこ苦手なのに
また動けなくなるだろがっ!!」

だあほっ!!と頭を空いてる手で
ワシャワシャと撫でられた

「けど、絵面が悪いな…」

ぼそりと呟いた望月君は
あたしの体を投げた

「へ?
……………って、ぎゃああああああっ!!」

あいつやりやがったっ!!