家元の花嫁【加筆修正中】



まぁ、私はこんなにも心配してくれる親友がいて、安心だけど…。


「ありがと。気持ちだけでも十分嬉しい。」


私が笑顔で答えると……


「いや、マジだから!パシッ」


玲は拳をもう片方の手で受け止めた。


玲って…本当、見た目と正反対。


清楚なお嬢様って感じなのに、空手は黒帯。


玲を押し倒そうもんなら、返り討ちにされるのがオチ。


玲いわく、“か弱いゆののボディガード”と言っている。


まぁ、実際…電車で痴漢に襲われそうになった時に、ボコボコにしてた。


私は可愛い玲も、カッコいい玲も大好き!