「愛って、なぁに?」

難解な哲学は、一生を賭けても解明される事は無いだろう。

ソーダ味の、あの夏の日。

忘れてしまわぬように、そっと刹那に閉じ込める。
どうせ答えなんか出ないのだ。

黒雅 夜。

それだけが、今確かに残る私の愛。

くしゃくしゃになった手紙、「愛している」の言葉と君の記憶。

ポケットに入れて、私は一人、半永久を歩き出す。