中は机がいくつか置いてあり、占い師になりきった人とお客さんが一対一で向かい合って座っている。
キョロキョロ周りを見回すけど、やっぱりそららしき姿は見えなくて少しホッとしていた。
そうこうしてる間にも、案内係の人がやってきて一つの席に促される。
そこで待っていたのは、長い黒髪の、切れ長の瞳が綺麗な女子。
「こんにちは。何を占いましょう?」
「あ、えっと……」
そういえば何を占ってもらうかなんて考えてなかった。
でもここはやっぱり……
「じゃあ……恋愛運を」
「わかりました」
私のお相手であるクールビューティーな女子は、無表情のまま慣れた手つきでタロットカードを並べていく。
もしかして上級者?
その手捌きをじっくり見ていると、何枚かのカードが裏返された。
正位置とか逆位置とか、まったく分からない私はただ首をかしげて彼女の言葉を待つ。
すると、彼女は無表情のままこう言い放った。
「あなた、つい最近失恋しましたね?」
「えっ!?」
うそぉ!? な、なんで!?
キョロキョロ周りを見回すけど、やっぱりそららしき姿は見えなくて少しホッとしていた。
そうこうしてる間にも、案内係の人がやってきて一つの席に促される。
そこで待っていたのは、長い黒髪の、切れ長の瞳が綺麗な女子。
「こんにちは。何を占いましょう?」
「あ、えっと……」
そういえば何を占ってもらうかなんて考えてなかった。
でもここはやっぱり……
「じゃあ……恋愛運を」
「わかりました」
私のお相手であるクールビューティーな女子は、無表情のまま慣れた手つきでタロットカードを並べていく。
もしかして上級者?
その手捌きをじっくり見ていると、何枚かのカードが裏返された。
正位置とか逆位置とか、まったく分からない私はただ首をかしげて彼女の言葉を待つ。
すると、彼女は無表情のままこう言い放った。
「あなた、つい最近失恋しましたね?」
「えっ!?」
うそぉ!? な、なんで!?



