****** 僕達は今、ベッドの上にいる。 僕が誘ったのかもしれない。 君を思わず抱きしめたのは、僕だったから。 君をお姫様抱っこでベッドまで運び、白いシーツの上にそっと君をのせた。 「…途中でなんかやめられない。」 緊張の中、やっとの思いで口にした言葉には、余裕なんて少しも無かった。 君はそんな僕に優しくキスをして微笑む。 僕達はそのまま鼓動を重ね、温もりを分け合った。