逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜





私は一瞬、また同じ過ちを繰り返した。





・・・期待をした。





この影は旬じゃないかって。





でも、そんなの有り得なかった。





そう、だよね・・・。




そんな容易い話そうないよね・・・。




あー、私の馬鹿。




私は上げようとした顔をまた伏せた。




こんな泣き顔、誰かに見られたくない。





恥ずかしくて見せられない。




その時だ。




―――ギュッ




私の身体が何か力強いモノに包まれたのは。





「・・・!?」




優しい、感覚。




腫れ物に触るように、優しい感覚。




私はその力強いモノの優しい圧迫で顔が上げられなかった。





そして耳にかかる息。




「何一人で泣いてんだよ・・・」




艶っぽい、声。





その声で強く抱きしめ直される。




―――ドキッ




そんな仕種に心臓が跳んだ。





・・・聞き慣れている声のはずなのに・・・。





ドキドキする。




自分が苦しいから?





それとも抱きしめられてるから?




「・・・ッ・・・修?」




私は声の主を呼んだ。





泣きが混じった声で。





「何で・・・、何でそんな泣いてんの・・・?」





修は熱のこもった優しい穏やかな声で私に問った。




私は何も言えなかった。




答えられるわけがなかった。




旬のことが好き過ぎて辛いなんて理由。




そして修の息を吸う音が耳元に触れた。




「・・・何で泣いてんのかわかんねぇよ?



・・・けど美里をほっとけない。




泣きたいなら、俺の腕の中で泣いて?




理由はなんであっても一人で泣くなよ・・・。」





・・・修・・・?




私は力が抜けた。




何もかも考えるのが面倒になった。




「ひっ・・・うっ・・・。」




私は絶えていたものを全て吐き出した。




嗚咽も我慢していた。




けど我慢ならなかった。





泣いている時、持ったのは二つの感想。




一つ目は、一人ぼっちで泣くより誰かいたら少し苦しくなくなるな、てこと。




二つ目は、何で友達の片想いの男に抱きしめられてるんだ、てこと。