死への救急搬送2

私はふらふらと非常階段を下りていきます。


昨夜は少々飲み過ぎかたかなぁ・・・などと考えながら下りていきますが、しんどくて手すりにつかまり立ち止まると、上のフロアーから逃げてくる学生が私に声をかけてくれます。


「大丈夫か?」

「急いで逃げろ」


大勢の学生が一気に非常階段を下って逃げていくので大変な混雑です。


私が立ち止まると邪魔なので日本だったら突き飛ばされるかもしれません。


ところが上のフロアーから逃げる途中の学生が私に肩を貸そうかと言ってくれたので私はこれではいけないと思い彼に礼を言うと急いで下りました。


そして寮から外へ出て中庭の芝生へ行きしゃがみこみ住んでいた尞を見上げました。