私が黙っていると彼はもう一度口を開きました
「だから、何やってんの?」

はぁ?
だから何こいつ

少しいやかなりイライラする…

私は無視してブランコをこぎ始めた

キィーッキィーッ

嫌な音は私をますます不快にさせる
彼はそんな私の前に座って私を見ていました

こいつ…変態?

いやだって人の前座る!?
しかも他人だよ!!

そんなことを考えていると彼がまた口を開いた
「ねぇ。
じゃあ名前は?」

はぃ?

その質問にも答えない私を見て彼はまた口を開いた

「俺の名前は上野春斗
君はー…って答えないか」

ヘラッと彼が笑った
その笑顔に見とれてしまった…
だから…答えてしまったんだ

「…つ、月島ゆか…です…」

そう答えると彼は少し驚いてまたヘラッと笑った

「よろしく。ゆかちゃん」