ふっと目が覚めた ドキドキする 顔が熱い………… そっか………私は… 春が『好き』なんだ……… 名前や声や姿や一部の性格しか知らない彼が『好き』なんだ………… どうしよう………… 無性に恥ずかしい………… 恥ずかしいけど哀しい……… 伝えられないよ………… 春は遠くは行っちゃうんだ…きっと……… 私は意気地無しだ………………… 溶けた雪が固まった…………………………