-愛莉-

「ただいま」

っていないか…

部屋、行こうかな。

__パタンっ

「うぅ…苦しいよぉ」


____コンコン

お兄ちゃん?
いたんだぁ・・・

「何?」

琉生「入っていいか?」

私はあわてて涙を拭いた

「ん。 いいよ」

琉生「さんきゅ…


愛莉、泣いたか?」

「え?

泣いてないよ!」

私はバレないように明るくふるまった

琉生「…嘘、バレバレ。

目、はれてるよ」

「あーはは…」

琉生「しょうがないから...
今日は兄様の胸を貸してやる!

泣きたいだけ泣け。」

「うぅ。

うえええええん」

お兄ちゃん、ありがとう

「おに・・ちゃん。」

琉生「ん?」

「もう…つかれ・・たよ...

しに、たいよぉ…」

琉生「だめだ。
死ぬなんていうなよ…。

俺がいるだろ?
ずっとそばにいてやるから。」

「ん。あり、がと」

そう言って私はお兄ちゃんの胸の中で

泣き続けた…。