すると隆一は咄嗟にとはいえ、かすみに土下座をする形で、
「春川!頼む。あいつを止めてくれ。
俺の子どもを腹に抱えているんだ・・・。すまない。
勝手を言ってほんとに申し訳ないけど、君しか彼女の動きを止める方法がないんだ。頼む!」
かすみは、まさかこんなことが起ころうとは思っていなかったが、仮にも自分のことを愛していると言った男がなりふりかまわず、彼女と子どもの命のために必死に頼んでいる姿を無視することはできないと思った。
返事などする間もない状況で走っていく女の左手首を掴んで後ろへとはじきとばした。
隆一と生徒たちで女を受け止めた。
しかし、そのとき気がついたのはかすみが女を後ろへとはじいたのが校舎のいちばん端っこで、足を踏ん張ることをしなかったことだった。
(だめ、足が・・・止まらない!うそっ・・・そんな。
これじゃ私が死んじゃうじゃない。そんな・・・そんなこと。)
「やだ、先生やだ!私は・・・私は・・・足が動かない。
隆祐さん・・・」
(私もおかしいのかな。隆祐さんに頼ろうなんて・・・。
でも、でも・・・隆祐さんしか思い浮かばない。
勝手なのはわかってる。でも助けて。隆祐さん・・・何とか言って。)
「春川!頼む。あいつを止めてくれ。
俺の子どもを腹に抱えているんだ・・・。すまない。
勝手を言ってほんとに申し訳ないけど、君しか彼女の動きを止める方法がないんだ。頼む!」
かすみは、まさかこんなことが起ころうとは思っていなかったが、仮にも自分のことを愛していると言った男がなりふりかまわず、彼女と子どもの命のために必死に頼んでいる姿を無視することはできないと思った。
返事などする間もない状況で走っていく女の左手首を掴んで後ろへとはじきとばした。
隆一と生徒たちで女を受け止めた。
しかし、そのとき気がついたのはかすみが女を後ろへとはじいたのが校舎のいちばん端っこで、足を踏ん張ることをしなかったことだった。
(だめ、足が・・・止まらない!うそっ・・・そんな。
これじゃ私が死んじゃうじゃない。そんな・・・そんなこと。)
「やだ、先生やだ!私は・・・私は・・・足が動かない。
隆祐さん・・・」
(私もおかしいのかな。隆祐さんに頼ろうなんて・・・。
でも、でも・・・隆祐さんしか思い浮かばない。
勝手なのはわかってる。でも助けて。隆祐さん・・・何とか言って。)

