今さらなのよ!


かすみは思わず涙を流して頷いた。


「はい・・・。かしこまりました。」



「無視していてごめん・・・。
困って、悩んでいる顔を見ているのがつらくて俺は逃げ出した。
王子だといわれていい気になって、誰も守れないって気づいて逃げて。

でもさ・・・俺はここでは王子じゃないんだってわかった。
社長や平林のおかげで、山畑商事の一社員だって目の前の霧が去った気分。

そんななんでもないヤツの俺を追いかけてきてくれる女性なんて歓迎しないわけない。

ありがとう、かすみちゃん。

それと・・・彼氏としての命令。


今夜は俺のベッドで寝ること。
寝床は1つしかないし、俺は王子だからソファには寝ない。
返事は?」




「は、はい。」



そして隆祐はかすみと遅めの食事をして、2人で星空を眺めた。


((セイナ、結婚おめでとう。まんまとおまえさんにやられたな。
責任をとれではないけど、かすみちゃんがもどったら準備をよろしく頼む。

俺がふらついてる間、ほんとにありがとう。
今、俺は小さくて大きな願いがかなってすごくうれしいよ。))






終わり・・・