「後は・・・・・・阿片漬けにされた者らの恨みか。同じようにゃできねぇが、そうさな。身の内から腐っていく恐怖を、味わってもらおうか」
くく、と笑いながら、千之助は男に向かって突き出した指を、ぱちんと鳴らした。
男の目の前で、胸に刺さった細い矢が、みるみる黒く変色する。
「ほれ。毒が回って、小っせぇ矢なんぞ、あっという間に腐っちまったぜ。そのうちあんたの身体も同じ運命よ」
千之助の言葉に、男は慌てて黒い矢を引き抜こうとした。
が、男の手が触れた途端、矢はぼろぼろと崩れ、指の間からこぼれ落ちる。
「ど、毒矢だったのか・・・・・・?」
蒼白な顔を向ける男に、千之助は、ふんと鼻を鳴らした。
「矢を腐らせたのぁ、てめぇの心さ。ヒトをヒトとも思わねぇ、ヒトの皮被った外道なんざ、内部は腐りきった毒の壺だろ」
もう一度、千之助の指が鳴る。
「・・・・・・ひっ!!」
男の手が、矢と同じように、みるみる黒くなる。
焦る男の目の前で、彼の両手はぼろぼろと崩れ落ちた。
皮膚の変色は、手だけに留まらず、腕へと伸びていく。
「に、兄ちゃん・・・・・・! た、助けてくれっ・・・・・」
男は千之助に、恐怖に引き攣り、縋るような目を向ける。
そんな男に、千之助は満足そうに口角を上げた。
くく、と笑いながら、千之助は男に向かって突き出した指を、ぱちんと鳴らした。
男の目の前で、胸に刺さった細い矢が、みるみる黒く変色する。
「ほれ。毒が回って、小っせぇ矢なんぞ、あっという間に腐っちまったぜ。そのうちあんたの身体も同じ運命よ」
千之助の言葉に、男は慌てて黒い矢を引き抜こうとした。
が、男の手が触れた途端、矢はぼろぼろと崩れ、指の間からこぼれ落ちる。
「ど、毒矢だったのか・・・・・・?」
蒼白な顔を向ける男に、千之助は、ふんと鼻を鳴らした。
「矢を腐らせたのぁ、てめぇの心さ。ヒトをヒトとも思わねぇ、ヒトの皮被った外道なんざ、内部は腐りきった毒の壺だろ」
もう一度、千之助の指が鳴る。
「・・・・・・ひっ!!」
男の手が、矢と同じように、みるみる黒くなる。
焦る男の目の前で、彼の両手はぼろぼろと崩れ落ちた。
皮膚の変色は、手だけに留まらず、腕へと伸びていく。
「に、兄ちゃん・・・・・・! た、助けてくれっ・・・・・」
男は千之助に、恐怖に引き攣り、縋るような目を向ける。
そんな男に、千之助は満足そうに口角を上げた。


