「けどある時、楼主に呼ばれてよ。まぁ、伯狸楼絡みの男衆の中では、俺が一番まともに見えるナリだったからな。娘を調達して欲しいって言われて、阿片を渡されたのさ」
「今まで阿片を知らなかったわりにゃ、なかなか上手に使ってるようじゃねぇか」
どれだけ吸えばどうなるかとか、吸い方など、素人にわかるものだろうか。
が、男はにやりと口角を上げた。
「そりゃあ、苦労したぜ。折角娘を調達しても、ぶっ壊しちまったら意味ねぇしな。だから、結構練習したのさ」
そう言って、男はゆっくり後ずさり、地に倒れる佐吉の傍ににじり寄った。
「こいつみてぇな、用無しになった奴とかを使ってな」
「・・・・・・なるほど。お仲間を使ったってことかい」
「仲間というか。その時点では仲間じゃねぇから。それに、俺はあんまり徒党を組む性質じゃねぇからよ。でもなぁ、人なんて、調達しようと思えばいくらだって調達できるぜ。こういう村とか、都でだって川沿いを歩けば、な」
あくまで実験台に使うだけなので、廓に売れるような娘でなくてもいいのだ。
老いて働くこともままならなくなった老人や、親を亡くして河原を彷徨う浮浪児など、簡単に手に入ろう。
「・・・・・・馬鹿だな、お前さん。俺っちにそんなこと言って、ただで済むと思ってんのか?」
千之助は、手に持った小刀を、ひゅん、と回した。
「今まで阿片を知らなかったわりにゃ、なかなか上手に使ってるようじゃねぇか」
どれだけ吸えばどうなるかとか、吸い方など、素人にわかるものだろうか。
が、男はにやりと口角を上げた。
「そりゃあ、苦労したぜ。折角娘を調達しても、ぶっ壊しちまったら意味ねぇしな。だから、結構練習したのさ」
そう言って、男はゆっくり後ずさり、地に倒れる佐吉の傍ににじり寄った。
「こいつみてぇな、用無しになった奴とかを使ってな」
「・・・・・・なるほど。お仲間を使ったってことかい」
「仲間というか。その時点では仲間じゃねぇから。それに、俺はあんまり徒党を組む性質じゃねぇからよ。でもなぁ、人なんて、調達しようと思えばいくらだって調達できるぜ。こういう村とか、都でだって川沿いを歩けば、な」
あくまで実験台に使うだけなので、廓に売れるような娘でなくてもいいのだ。
老いて働くこともままならなくなった老人や、親を亡くして河原を彷徨う浮浪児など、簡単に手に入ろう。
「・・・・・・馬鹿だな、お前さん。俺っちにそんなこと言って、ただで済むと思ってんのか?」
千之助は、手に持った小刀を、ひゅん、と回した。


