その後、二人は各々自分の教室に戻って行った。

普通に授業を受け、終えるとまた屋上に集まった。

「部活動もありますから、人気がなくなるまではしばらくかかりますね」

「恐らく夕暮れになるだろうな」

「ならマカ先輩、時間潰しにちょっと遊びませんか?」

「何をして?」

「ケータイで対戦ゲームというのはどうでしょう?」

リリスは紫色のケータイ電話を取り出した。

「充電が切れる前に、ヤツが来ると良いんだがな」

そう言いつつも、マカも自分のケータイ電話を取り出す。

「マカ先輩はどこのゲームサイトに登録していますか?」

「ええとだな…」

そうしてマカとリリスは向かい合いながら、ゲームを始めた。