花とキミ*秋・冬




「じょーだんだろ?」

朋哉さんは、空美さんに叩かれたところが
相当痛いらしくて、摩りながら言った。

「本当に‥しょうがないんだから‥

あ、そうそう。花菜ちゃん、
相手なら空哉がいるわよ?
空哉も相手居ないだろうから誘ってあげて?」

「空哉くん、来てるんですか?」

「うん、悪いけど探してみて?」

「はい!」

空哉くんが来てる‥それだけで嬉しくて、
自然と小走りになっていた。

「あ‥」

あれ、空哉くんかな‥
背の高い空哉くんの頭がちらりと見えた。

なんて誘おう‥
いいって言ってくれるかな‥

心臓をなるべく落ち着かせてから、
空哉くんのもとに歩いた。

「空哉くっ---‥」