「……ごめん、日海。一人に…してくれない…?」

日海に渡しておいたかんざしをもらい、あたしはそう言った。

あたしの態度から何かを読み取ったのか、日海はすんなりいかせてくれた。

向かったのは…。

秘密の場所…。