六花の約束

「すまぬ…。そなたの気持ちはわかる。じゃが、私に少し考えがあっての…」

考え…?

殿の考えなら、俺が口出しできることではない。

「大丈夫です。姫様には会いません」

笑って返した…つもりだった。

ちゃんと笑えていたかは分からない。

ずっとずっと会いたかった人に、会えないのだから…。