六花の約束



柔らかい日差しが、障子を通して部屋に漏れる。

俺は、となりで安心したように眠る凜を見て、髪をなでる。




昨晩、俺たちは本当に夫婦になった。





愛しくて、愛しくて仕方がない人。

幼いころから、ずっとずっと大好きで。

何度もすれ違って、傷つけあって…ようやく、結ばれた。

もう二度と、離さない。

離れたいと言われたって…離すわけない。

…離せるわけ、ない。





「…ん…。ら、ん…?」

凜がうっすらと瞳を開けて、俺を呼ぶ。

「おはよう、よく眠れた?」

「…おはよ…」

まだ眠りから醒めていないのか、ぼんやりしたように俺を見る。

しばらく経ってから…

「……!?な、なんで、蘭…!」

真っ赤になって、俺を指差す。

「なんでって…覚えてるでしょ?」

「お、覚えてるけど…!!」

「…凜、可愛い」

口をぱくぱくしている凜は、面白くて可愛い。