六花の約束

すると津田殿はにこっと笑って。

「それが分かっているのなら、君の愛する人のためになんだってできるはずだ。確かに…国を治めるのは簡単なことではない」

そう、そうなんだ。

そんな重荷を、俺が背負えるのか。

それが…ずっと不安だった。

「でもね。君なら…君たちなら、きっとなんだって乗り越えられる。…そんな気がするんだ」





「…きっと、乗り越えてみせますよ。どんな逆境でも、二人で」





それは、俺ではなく。

凜が発した言葉だった。






「…凜の言うとおりです。必ず…やり遂げてみせます」

凜のために、そして。




俺たちを信じていてくれる、民のために。




俺が弱音を吐いている場合じゃないんだ…。







凜と一緒に、この大切な荷物を背負って。



ずっとずっと、一緒に生きていくんだ…。