六花の約束

「では…凜姫様がご結婚なされたのは、真だったのですね…」

「うん、まあ結婚…したよ?」

凜は照れながらも、そう言った。

「それはそれは…。我々にとっては喜ばしいことです」

「なんで?」

「それは…凜姫様がお幸せになられるのですから」

…みんながみんな、次期城主であるだろう凜の幸せを願う。

それはとても、嬉しい。

凜の幸せが、俺の幸せ。

民の幸せが、凜の幸せ。

そうなる日は…きっと遠くはないんだろう。











俺たちは店を出て、帰路についていた。



その途中。

「あれ、凜姫?蘭之介君も?」

どこかで聞いたような声に、呼び止められた。

不思議に思って声のしたほうを見ると…









「津田さん!?」

「津田殿!?」




まさかまさかの、津田殿がいた…。

ていうか、思いっきり凜と声が重なった…。